2007年04月09日 19:57

サイト全体のビジネス効率を高める「マルチエントランス型のサイト構成」と、RSS配信の関係

「マルチエントランス」という単語を聞いたことがおありでしょうか?

これはSEO(検索エンジン最適化)等の文脈で時折出てくる単語で、「サイト内のユーザーの動線を『トップページからはじまる』ことだけを想定するのではなく『すべてのページが入り口である』ことを想定して作っておくことで、検索エンジンからの来訪時のユーザ体験を向上でき、その結果コンバージョン率が向上する、サイトのビジネス効率が高まる」という考え方です。

例えば、このサイトを例にとると、検索エンジンからのトップページを入り口としたアクセスは全体の23%程度。80%近くは「それ以外」のページが入り口となっています。トップページからのトラフィックしか想定していないサイトでは、検索のトラフィックの80%を無駄にしてしまいますので、すべてのページを入り口として最適化していくというのは重要な課題です。

こうした検索からのトラフィックに対して、エントランスページが持つべき要素は、例えば次のようなものが挙げられるでしょう。

  • 回遊率の向上
    • 適切なナビゲーション
    • 被検索語に関連するコンテンツの表示
  • 継続的な接触への誘導
    • メールマガジンの登録フォーム
    • 関連するRSSの購読案内
  • コンバージョン誘導
    • サイトのビジネスゴールにあわせた誘導

一方、RSSフィードの購読者が増えてくると、当然ながらさらに個別の記事への直接トラフィックが増加してきますので、各記事ページの「サイトへの入り口としての役割」が重要になってきます。

この場合は、すでに継続的な接触はできていますので、エントランスページの持つべき役割としては次のようなものになります。

  • 回遊率の向上
  • コンバージョン誘導

また、RSS配信を継続していくと、外部の各種サービス(RSSアグリゲーションメディア、ブログ、ソーシャルブックマークなど。もちろん各種検索エンジンも。)から個別の記事ページへの直接リンクも増加する傾向にありますので、ここからのトラフィックの効率を高める意味でも、個々の記事ページを入り口として最適化しておくことは、サイト全体のビジネス効率を高める上で欠かせない作業といえるでしょう。

このサイトでご紹介してきているように、RSSフィードはサイトのサマリを抽出して、再利用が容易な形にまとめたコンテンツですので、それをうまく活用することで、例えば各ページに常に特定のカテゴリの最新記事一覧を表示することや、検索語にあわせてコンテンツの表示を変えるなどの施策が、きわめて安価に実施できるようになります。

通常SEOを実施する場合には、特定のワードでの主要なランディングページを決めて重点的に施策を実施しますが、あわせてさらに詳細な個々のページのレベルまでエントランスページとしてきちんと機能させられるよう手ごろな施策を検討してみてはいかがでしょうか?

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