2006年10月18日 19:39

証券取引所がRSS配信を始めました【 導入事例:JASDAQ 】

 

ジャスダック証券取引所が10月2日、WebサイトにRSSを導入しました。

国内の証券取引所としては初のRSS導入事例となります。

 

JASDAQ.jpg

 

相場情報、セミナー情報、投資部門別売買情報に加え、緊急時のみ配信するフィード、売買停止情報のみのフィードなど目的を絞ったフィードもあり、欲しい情報だけをユーザーが選択するというRSSの利点を活かしたサービスとなっています。

 

海外の事例

海外の証券取引所では、ニューヨーク証券取引所(NYSE:New York Stock Exchange)、シカゴ先物・オプション取引所(CBOT:Chicago Board of trade)が情報配信にRSSを活用しています。

 

ニューヨーク証券取引所:RSS画面

nyse.jpg

 

シカゴ先物・オプション取引所:RSS画面

cbot.jpg

 

 

取引所の情報配信の今後

多くの証券取引所では、市況情報や市場トピックス、先物・オプション取引などのマーケット情報、セミナー情報を配信するサービスとしてメルマガを発行しています。

例えば東証では、マーケット情報、IPO関連、先物・オプション取引、教員向けメールサービスなど4種類のメールマガジンを発行しています。

個人情報管理が不要で、現行のWebサイトやメールマガジンからも手軽に生成できるRSSは、情報配信手段として魅力的であり、RSSによる情報提供も広がる余地はあると思われます。

 

証券取引とRSS

証券取引を始め金融業界は新しい大量の情報が日々発生するという点において、タイムリーに情報発信できるRSSとの相性は良いと言えます。

今後、ネット証券取引を個人で行う個人投資家がますます増えていくにしたがい、関心のある業界・企業の情報に絞って情報を受け取ることができるRSSは、投資家のより効率的な情報収集ツールとなるのではないでしょうか。

金融業界だけでなく、株式を発行している企業にとっても、今後、エンドユーザーへの普及率が上がるにつれてRSSによるIR情報の配信は重要なテーマになると思われます。

ただし、現在普及しているサーバー型RSSリーダーのうち一部は、RSS取得まで数時間かかり、かつこの間隔をRSS提供側は指定できないという問題があるため、完全なリアルタイムでの情報配信には使いにくいのが実情です。よりリアルタイムに近い情報配信をRSSで行うには、リーダー等エンドユーザー側の情報取得をどのように行うかという点をセットで考えることが必要でしょう。

 

【参照記事】

「情報更新ごとに通知 ジャスダック証券取引所」

日経新聞(2006年9月30日)

「ウォールストリートが生き残りをかけて導入するSTPとは」

(CNET David Becker 2003/07/14 10:00 )

「新しいネットワークツールとIRへの応用性」

(IR-COM 2006 7/8)

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