ブログトラフィックのバリューチェーン
先日ご紹介したブログトラッキングのような記事単位で効果測定ができるツールを使うと、ブログ記事へのトラフィックがどのように発生し伝播するかをある程度把握することができるようになります。
このトラフィックの伝播のプロセスが、今後CGMを考える上で何かしらの手がかりになる内容だと思えるので、少しご紹介します。
ブログトラッキングでのレポートをみていると、ブログに記事をエントリーしてからのトラフィックの発生源は時間軸で変化し、以下のような流れになっているようです。
1.まずRSSの購読者からのトラフィックが発生。
↓
2.RSS購読者がSBS(ソーシャルブックマークサービス)に掲載。SBS閲覧ユーザーがトラフィックとして来訪。
↓
3.RSS購読者、SBS閲覧者がブログに記事として掲載。個別のブログ記事からトラフィックが発生。
↓
4.ブログからリンクされたことで元記事の被リンク数がアップ。これによりサーチエンジンで上位表示。その結果、サーチエンジン経由のトラフィックが発生。↓
(5.サーチ経由の来訪者がサイトのRSSを登録→1の母数が増加)
これを図式化したものが下記になります。

それぞれが有機的につながっており、スパイラル状にトラフィックの増加に貢献しているので、「ブログトラフィックのバリューチェーン」という名前をつけてみました。
これらは、個別に発生するのではなく、前のトラフィックの発生具合が後ろのトラフィックの発生具合に影響を与えながら進んでいく、というところがポイントになります。
それぞれの発生源によるトラフィックには傾向や特徴がみられ、例えば1から3までのトラフィックが1日から2日くらいの間で短期集中的に発生し、やがて収斂するのに対し、4はそれから数日たった後から発生し始め、量としてはそれほど多くはないものの、断続的にずっと続くという傾向がみられます。
また、RSS、SBS、ブログ、サーチエンジンと、総合的に反応が高いコンテンツもありますが、サーチエンジンと相性のいいコンテンツ、RSSから反応が高いコンテンツ、SBS、ブログから反応が高いコンテンツ、とそれぞれの発生源と相性のいいコンテンツの傾向というのも確実に存在します。
例えば、今把握している範囲でいうと、それぞれのトラフィック源に影響を与える要因というのは下記のようなものが考えられそうです。
| RSS | 読みたくなるタイトルとディスクリプションのライティング |
| SBS | ブックマークしたくなる内容になっているか (役に立つ、まとまっている、後でもう一度読む 誰かに紹介する、グループでシェアする・・等) |
| ブログ | 言及したい内容になっているか、紹介したいネタか |
| サーチ エンジン | 適切なキーワードが入っているか |
分析を開始したばかりなので、まだほんの入り口しかわかっていませんが、こうした傾向を把握することで、伝播力の高いコンテンツが生み出されるメカニズムを理解することができるのではないかと考えており、将来的にはブログトラッキング上で、ブログの書き手にそれをレコメンドするところまで実現したいなあ、と思っています。
このエントリーのトラックバック:
[Clip] RSS・ブログのトラフィックチェーン、大和証券のビデオPodcast、GoogleのCreative Commons(クリエイティブ・コモンズ)検索
- 概要中野です。11月8日のクリップです。 RSSマーケティングガイド: ブログトラフ...
- Weblogアークウェブ ビジネスブログ
- 時刻2005年11月08日 13:01








