2005年05月29日 19:24

RSS経由のトラフィックはなぜ優良なトラフィックか?(2)-キーワードとコンテキスト-

少し時間があいてしまいましたが、前回の続きです。
前回は、サイトトラフィックのロングテールは、検索エンジンベースのSEOによるロングテール(=静的ロングテール)とRSSによる情報伝播で作られたロングテール(=動的ロングテール)の2つに分けて考えられそうだ、ということを書きました。

今回は、その2つのトラフィックの質は異なるのか、また、About.com のCEOが言うように「RSSに起因するトラフィックのほうが、SEOベースのトラフィックより質が高い」と考えられうるのか、ということについて書きたいと思います。

□検索キーワードから考える
まず、当サイト(rssmarketing.jp)のSEOベースのロングテールが、どのような検索キーワードから構成されているかを見てみましょう。下記は、アクセスログから見た実際の検索キーワードの一部です。

【検索エンジンからrssmarketing.jpにアクセスされた際の検索キーワード】
=====================
フィードバーナー
マーケティング
ブログ
ロングテール理論
情報配信の重要性
検索エンジン
活用事例
アドセンス
ソーシャルブックマーク
タグ
リーダー
FeedBurner
リードジェネレーション
マーケティング情報
フィードとは
RSSアグリゲーター
RSSフィード広告
マーケティングガイド
メーリングリスト
pheedo
ダウンジョーンズ
デモグラフィック
Syndicate
広告管理ツール
マイクロソフト
出版社
feedburner
bloglines
インターフェース
giucose
ユニーククリック
KnowNow
プロジェクト管理ツール
ニュース配信会社
RSS広告
販売促進
オンラインコミュニケーション
広告の現状
=====================

これらのキーワードを見ると、検索しているユーザーの求めている情報と、このサイトが提供している情報とは、だいたい下の図のような関係性になっていると考えられます。

(図1)ユーザーの検索ニーズ、検索キーワードと当サイトの関係性
0529_1_s.gif

この場合、ユーザーが検索している文脈(コンテキスト)にページの内容がマッチしていれば、当サイトに対して、さらに「別なページも読み進める」とか「RSSを登録する」というアクションにつながりますが、キーワードだけがマッチしていて、コンテキストがマッチしていなければ、再び検索エンジンに戻って、検索結果ページに提示されたほかのサイトを見るというアクションに移ります。

このように、検索エンジン経由のトラフィックは、「キーワード」によって来訪経路が作られているがゆえに、サイトのコンテキストと探している情報のコンテキストがマッチしていないユーザーも数多く含んでしまう、という結果になっています。

□RSSを起点にしたトラフィックはコンテキストベースでマッチしている

ではもう一方の「RSS起点のロングテール」はどんなトラフィックなのでしょうか。
現在、当サイトでは発行するRSSを登録してくれているユーザー(=インフルエンサー)のSBS(ソーシャルブックマークサービス)で紹介されることにより、他のユーザーのSBSやRSSアグリゲーターに伝播しそれがロングテールを形成する、というのが一つの形になりつつあります。

加えて、従来のようなブログおよびサイトでの紹介や、mixiのようなSNS内での紹介、というのもトラフィックの起点となっています。
これらは、ページ内のコンテキスト+紹介者のコメントという組み合わせで提示されることが多く、いろんなコメントが付けられたとしても、基本的には元の文脈がその構成要素の一つになっています。
なので、そのリンク経由で来たユーザーは、大体においてコンテキストの部分で期待しているものとズレていることは少ないと思われます。

また、紹介者のコメントや記事をより深く理解するためには、引用元の記事(つまりこのサイトの記事)もしっかり読む必要があることや、その紹介者自身が影響力のある情報発信者だった場合、「その人が紹介した記事」としての付加価値がつく場合も往々にしてあり、こうしたことはコンテキストの強化の方向に作用すると思われます。

これらを図にすると、こんな感じです。

(図2)RSS起点のトラフィックのニーズと当サイトの関係性
0529_2_s.gif

こうしたことを考えていくと、SEOベースのロングテールと、RSSベースのロングテールとは同じトラフィックであってもかなり性質が違うものであると言えるような気がします。
About.com のCEOがカンファレンスで言った、両者は質的に6倍以上の開きがある、というのは「キーワードで来たユーザーが、コンテキストベースでマッチする確率が6回に1回くらい」という風に考えれば、あながち的外れな意見でもないのかもしれません。

長くなってきたので、とりあえずこのあたりで。(まだ続きます)


[参考]
ブログ+RSSリーダーと、検索エンジン。情報を探す導線設計の違いと補完関係(GoodPic)
キーワード・ビジネスの検索エンジンと、Contextの編集力で伝播するブログ+RSSビジネス(GoodPic)

このエントリーのトラックバック:

http://www.rssmarketing.jp/cgi-bin/mt_32/mt-tb.cgi/492

[はてな][広告]SEOとSMO(ソーシャルマーケティングオプティマイゼーション)について

  • 概要最近はSEO(サーチエンジンオプティマイゼーション)に加えて、SMO(ソーシャルマーケティングオプティマイゼーション)なる言葉も使われ始めているようです。 メディア・パブさ...
  • Weblogkawasakiのはてなダイアリー
  • 時刻2005年06月01日 16:42

SMO(Social Marketing Optimization)の効果測定

  • 概要RSSマーケティングガイド: RSS経由のトラフィックはなぜ優良なトラフィックか?(2)キーワードとコンテキスト から考える。 *一般消費者の影響力が増大している -前提となる環境認...
  • Weblogkokepiの日記
  • 時刻2005年06月01日 20:54

Web2.0に関する資料(メモ)

  • 概要Web2.0とはなにか。 Digital Web Magazine - Web ...
  • WeblogOver 40
  • 時刻2005年06月17日 11:10