2005年05月19日 06:54

RSSのマーケティングパワー2/2【Syndicateレポート】

Syndicate2日目2回目のセッション「Opt-In or Opt-Out: The Marketing Power of RSS」。後半のQ&A、ディスカッション部分を、紹介します。

■既存出版社の問題


【カヌードゥル】伝統的な出版社はウェブにおいても自社ブランドのサイトを運営する、と言う意識から抜け切れていない。実際のユーザー行動を考えると、検索エンジンやRSSフィード経由でサイトと言うよりページ単位、URL単位で情報にアクセスしている。


伝統的な出版社はこの事実に気づいていない。消費者が、自由に情報コンテンツにアクセスする時代。ウェブ媒体もそれに対応していかなければならない


※気づいていないと言うか、認めたくないと言うか。。。


■RSS広告の現状


【カヌードゥル】まだまだ1回の裏。新しい、かつ拡大し続けているプラットフォーム。GoogleがRSSフィードをリリースするまで18カ月取り組んできた。Googleが参入してきたことも基本的に市場活性化につながるので歓迎している。


■RSSとインスタントメッセンジャー


【メッセージキャスト】元々メールはスパム問題を解決し切れないと考えていた。CANSPAM法の結果(アメリカで制定されたスパム関連の法律)、さらにスパムメールが増えている。メールの情報配信ツールとしての機能は低下する一方。他に何か良い情報配信チャンネルが無いかと考えた結果、インスタントメッセンジャーのネットワークが使えるんじゃないかと思いメッセージキャストを設立した。


※CEOのコメントです。メッセージキャストはMSNに買収されたので名前も「MSN Alert」になるようです。この辺の事情は余り追っていません。


【メッセージキャスト】インスタントメッセージングにおいてRSSは情報発信のトリガーになる。インスタントメッセージングも、受信側が情報を配信側に提供する必要が無い、情報の配信を受信側がコントロールできる、と言う意味でRSSの利点を生かせる。


■RSSマーケティングのメカニズム


【誰か忘れました】RSSリーダーを使い出すと便利は便利だが、色々なフィードを購読した結果、ひたすあらニュースとニュースに関する何十通りの意見を読んで1日が終わってしまう・・・途中で嫌になって結局ニューヨークタイムズに戻る。こんな人は結構多いだろう。顧客ニーズを考えて購読され続けられるようなRSSを提供することが重要。


【メッセージキャスト】メールもインスタントメッセンジャーもマーケティングのメカニズムが違う。例えばメールが従来の手紙と比較して挨拶文などは余り書かなくなったと思うがメッセンジャーの場合はほとんど会話のような内容。ユーザーの使い方が微妙に違う。そこに配信するメッセージも当然違うはず。RSSも違うメカニズムが必要なはず。


【カヌードゥル】今から15年~20年立てば企業のデジタル部門の若手マーケッターが企業のマーケティングトップになる時代が来る。彼らが考えるマーケティング手法は現在の伝統的なマーケティング手法とは根本的に発想が違ってくるだろう。


【メッセージキャスト】全てのマーケティングメッセージは、in your faceか、、out of your face。


※ダイレクトかそうでないか(ブランディングとかビヘイブラルとか色々)、と言う感じですか。


【メッセージキャスト】同時にマーケティングメッセージは「フォーム」(形)も重要。例えば検索広告はブームになる前に一回ALTAVISTAが行って大失敗した過去がある。数年後にGoogleが始めたが、当時HTML広告などが大流行していた時に、テキストだけ、文字数も厳しく制限された広告として提供した。ページ上でも広告を検索結果から明確に分けた。結果的にユーザーにも受け入れられ、成功した。良くGoogleのヘビーユーザーで「アドワーズ広告なんか全く見ないしクリックしたことが無い」と言う人がいるが、Googleにとってそれは大成功。広告を必要としていない人に広告が邪魔になっていないと言うことだから。


・・・


と色々な意見が飛び交いましたが、最後のメッセージキャストの意見が、なるほど!と言う感じでした。僕も基本的に広告をクリックしない派なんですが、それで良かったんですね、、、僕が広告クリックする時って購買目的で製品サービスを探してる際にそれっぽい広告が出た時位で、、、って理想的なGOOGLEユーザーですね。

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