拡大するRSS広告の衝撃【Syndicateレポート】
初日午後1回目のセッションが「RSS & Advertising - An Expanding Impact」。直訳すると「RSSと広告 - 拡大するインパクト」と言うことでRSS広告はビジネスモデル的にも分かりやすく既に様々なサービスが出ており、初日一番注目しているセッションとなりました。
またメンバーも強力で、IAB(インターアクティブ広告協議会)のプリンシパル、リチャード・レファギーがモデレータ。パネリストは最近RSS広告の配信実験を始めたGoogleのAdsense部門プロダクトマネージャーのシューマン・ゴセマジャンダー、RSS関連企業で多額の投資も受けて現在注目度No.1のフィードバーナーのCEOディック・コステロ、映画「市民ケーン」のモデルにもなった新聞王ウィリアム・ハーストの会社ハーストニュースペーパーのデジタルメディア部門ディレクター、リンカーン・ミルスタイン、アフィリエイトサービスプロバイダーで日本でもおなじみリンクシェアのCEOステファン・メサー、そして世界有数のメディアレップ、カラット・インターアクティブのマネージング・ディレクター、ジョン・ケイト。すみません、名前の日本語は強引かもです。
全体を通してQ&A形式で話が進んだので興味深かった点だけまとめます。基本的なRSS広告の説明は塚田さんが多分海外でもここまでまとめてあるのは無いと言う位、キレイにまとめてくれていますのでそちらで。
■RSS広告の強みは?
【共通】フィード単位でコンテキスチャル広告を出していけるのでよりターゲットされた広告を出せるため、広告効果は高い。
【Google】RSSの利便性はノイズをカットして欲しい情報を手に入れられると言うこと。Googleはユーザーの利便性を追求しており、RSSに対しても真面目に取り組む。
※本日発表でアドセンス広告のRSSフィード版も発表しました。詳細はGoogle、RSSフィード用のアドセンス広告を発表にて。
■RSS広告の危険性
【リンクシェア】ニュースに広告を差し込むだけでなく、広告をフィードとして配信できる。例えばECサイトが商品情報を配信するなど。ただユーザーが広告と判断できない場合もあり、難しさもある。
【Google】ヘッドラインをクリックしたら広告ページだったと言うような事態は避けなければいけない。ただフィードはユーザーが購読するかどうかを選択できるのである程度、自然淘汰できるだろう。
【フィードバーナー】フィードの購読者次第で配信すべき広告も変わる。例えばあるブランドのファンだけが購読するフィードにそのブランドの商品広告を掲載しても、既に詳しいユーザーを対象としているだけに意外に売れないこともある。広告の内容を考える必要がある。
【ハースト】"Consumer is in control"、「消費者がコントロールする」時代。広告配信も非常に考えないといけない。利益追求のみに走った広告配信はブランドを傷付ける可能性がある。
■RSS広告とスパイウェア・ウイルス
【カラット】フィードに対してスパイウェアやウイルスが入ってくるリスクが今後ある。当然RSSリーダー側で対策は行われるだろうが、RSS広告を挿入する方法もウイルス対策を考慮しておかないと大半のリーダーで表示されなくなるかもしれない。
※そういえば日本では某サイトが大変みたいですけど。。。RSS広告もこの辺を考慮して取り組んでいかないといけないでしょうか。
■5年後のRSS広告モデル
【フィードバーナー】5年後にはRSSベースでかなりの情報が流通するようになる。PC、携帯、PDA、その他色々。。。デバイス毎にRSSの目的が明確になるだろう。そこに様々な形で広告が配信されるようになる。コンテンツに広告が挿入される、広告自体が配信されるかはケースバイケース。
■「RSS広告」の位置付け
【ハースト】RSS広告は特別視される必要がそもそもない。ある意味このセッションの意味も分からないと言うのが本音。広告メニューの一環でRSS広告は必要になるだろうが、技術的に特別視される必要性も無いし、アドセンスを使う必要もない。RSSリーダーが普及する結果、ストーリーでなく、ヘッドラインだけが世の中に流通するのは正直どうかと思う。アグリゲーターが大半のお金を持っていくことはどうなのだろうか?
※古いメディア代表と言う感じでなかなか刺激的な意見です。さすが新聞王ハーストの会社・・・。でもこれはある意味、大きな課題ですよね。
■RSS広告の自動削除機能対策は?
【Google】これはかなりの確立で行われるだろう。ユーザーがコントロールできるのがRSSの利点でもあり、削除機能を防止することは難しい。その意味でも広告を価値あるものとし、削除されないにする必要がある。
※立場上、あまり大胆なことも言えないでしょうが、ちょっと理想論に走っている気も。
と言うような感じでした。それ程深いレベルの議論が無く、少し残念だった気もしますが、現状は正直、こんなところでしょうかね。ただ確かにハーストのリンカーン氏が言うように「RSS広告」を特別視して考える必要はないのかもしれません。オールドメディアからの問題提起?と言うと大げさですが。
例えば検索広告は、「検索をしているユーザーに広告を見せる」と言うコンセプトの新規性があり、ソノ中でPPCやらPay Per FeedやらSEOやら細かい広告があり、1つのジャンルとして確立されましたが、RSS広告は言ってみれば一種のコンテキスチャル広告にしかすぎないわけで。。。ただRSSと言う「配信」媒体の可能性を考えるとコンテキスチャル広告の一種で終わらない気がしますし、この辺りは今後様々な実験が行われていく中で決まってくることでしょう。
いずれにしても米国でも発展途上のRSS広告、僕自身に取っても色々考える機会となりました。
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今度はRSS
- 概要今度は新しくRSSについても勉強しようと考えてます。 もちろん起業につなげるために。 メール、ウェブに続く、第三のインターネットメディアになるのだろうか。 もしかする...
- Weblog起業家精神
- 時刻2005年07月16日 14:51








